ソープ嬢と関係を持つ男性がいます。
ただし、一言で関係を持つとは言っても、その関係というのは、援助交際としての関係とはまるで違うものです。
なぜなら、身体の関係を提供することがサービスの一環としてみなされる、それが風俗の世界だからです。
ある意味では、セフレとしての関係や援助交際目的で知り合った関係よりも、愛情によらない身体だけの関係であると言えるでしょう。
あくまでその関係はビジネスなのです。
もちろん、セフレとしての関係から恋人同士の関係に……といったような憧れのステップアップなど一切考えられませんから、そのことがつまらないという人ももちろんいるわけです。
そういう人がいることを否定はしません。
ただし、エッチできるかどうかの確実性だけでいうなら、風俗店の方が可能性が高くなりますね。
なにしろ、風俗店の経営者側にとっては、お客様にやらせて差し上げることが商売になりますから。
実際に二人で会ってみるまでできるかどうかが分からない、ということはないのです。
また、エッチが確実にできることに加え、知り合ったパートナーが未成年者だった、という事態も回避できます。
だから警察沙汰になることもまず、考えられないでしょう。
ただし、数ある風俗店の中にはかなり悪質なたぐいのものも多く、いわゆるぼったくりバーと言われるものに対する警戒心は、常に持たなければならないでしょう。
ただ、空間的に実在しない出会い系サイトに比べれば、悪質な風俗店をチェックしてはじく作業は割と簡単です。
評判の悪さはすぐに伝わりますし、そういう事情に詳しい人はどこの世界にもいますからね。
ぼったくりバーには、どのような手口が存在しているのか、少し説明しておきましょう。
ビール一杯で五万などというふざけた請求を吹っかけてくる店舗も中にはあります。
それだけではなく、「竹の子詐欺」という古い手口を仕掛けてくる店舗がいまだにあるので、ご注意。
竹の子詐欺というのがどのような詐欺であるのか、それは、ひたすら客をじらして、最後には有り金をすべて奪い取ってしまおうという種類の詐欺です。
まず、二万円で楽しい子としよう、などと言って誘います。
二万円でも相当高いですよね。
それだけの金額を払ったらどれだけのことができるのかと期待するのが男性の心理。
けれども、きれいな女性が出てきて、その人と話をして終わりという見事な肩透かしに。
そして、もう三万円払ってくれたら、奥の部屋でもっといいことしようと誘われるのです。
いよいよエッチができるのかと期待した男性は、財布の中身もよく考えず、三万円を支払います。
そして、やっとキスしてもらえただけというお粗末ぶり。
さらに三万払えばもっといいことしよう、と。
テンプレートなことをもう一度聞かれるのです。
要するに、じらしてじらしてじらしまくって、客の財布が空っぽになるまで絞り取るわけです。
まるで、竹の子の皮をむいていくようにね。