
援助交際に手を出すなというのは、なかなか赤の他人には言えないことです。
これは大人として自分が責任を持つべき問題であるので、どうしてもやりたいなら、援助交際というものに手を出す危険性もしっかりと頭に入れたうえで、節度ある楽しみ方をすべきなのです。
おそらくですが、単純に出会い系サイトを利用して恋人探しを楽しんでいた場合よりも、逆援助交際に手を出していたことがばれた場合の方が、状況は悲惨です。
人にもよりますが、社会的な信頼や地位を失った挙句、失職する人もいるでしょう。
多くの場合、援助交際というものに手を出すのはある程度の経済力がある大人ですから、年齢的にも中年以上の男性が多いのです。
これは少し余談ですが、せっかく結婚していた男性が、パートナーとの関係に疑問を感じ始めるのもこのころでしょう。
最近では、熟年離婚という言葉も流行っていますからね。
働き盛りの夫婦の関係に亀裂が入ることは珍しいことではありません。
けれども、少し考えてみてください。
援助交際というものに手出していたことがばれ、最悪の場合失職したとします。
中年の男性が、ですよ。
新卒の社会人ならともかく、再就職を考えることも難しい年齢です。
だからこそ、援助交際が発覚してしまった時のリスクは大きいのです。
援助交際というものに手を出すなら、せめてその事実が発覚しないよう、細心の注意を払わなければなりません。
先ほどから何度か繰り返している、男性が「失職する」ケース。
これは要するに、事態が警察沙汰になってしまった時に起こり得ることです。
あえて、警察にばれると言う言い方をしましょうか。
援助交際を行う場合、必然的に女性の方が立場が高くなるので、例えば金銭の受け渡しに関してもめた時、警察を呼んでやる! というふうに相手が取り乱す場合もあるのです。
あるいは、相手が未成年者であった場合はもっと悲惨なことになるでしょう。
相手がどれほどむちゃな要求を突き付けてきたところで、それを大人しく飲まなければ、警察のご厄介になるという展開に。
未成年者に対して性行為を強要したということで、男性の側が罪に問われます。
こうなるともう失職する流れですよね。
さすがにそこまで悲惨なことにはならなくても、例えば自分の家族にばれれば、離婚騒動に至ることも考えられます。
家族のために蓄えておくべき大切なお金を、なんとまあくだらないことに使ってしまうものかと。
あきれられた挙句に、完全な信頼を取り戻すことは、もはや不可能でしょう。
援助交際を発覚させない、つまり要領のいい人は、例えば、メールのデータも逐一消去するのですね。
余計な証拠を残さないための工夫です。
さらに、電話帳にパートナーのアドレスや電話番号を登録する際、ぱっと見ただけでは親しい間柄にある男女であるということが分からないようにするのです。
具体的な例を挙げると、私の知人に、自分のセフレの名前を、とある地方の病院名で登録している人がいます。
これはよく調べれば分かることなのですが、隠匿の工夫を何もしないよりましですよね。