出会い系における架空請求には様々なパターンがあります。
まずはこのパターンをいくつか見てみましょう。
芸能人(のマネージャーとか)からのメール
有名芸能人の名を騙り、「芸能界で心理的に参っているので助けてほしい」的なメールやメッセが来るものです。
出会い系のほか、メジャーなSNSでも同じようなものが数多く出回っています。
常識的に考えれば「ウソに決まってる」とわかるはずなのに、意外なほどこれに騙された人は多いようです。
けっこう前から有名な手口なのですが、いまだに引っ掛かる人がいるとか…信じがたいことです。
ポイント制に関するもの
ポイント料前払いの場合、サクラは必死にそれを消費させようと頑張るものですが、ひどいサイトになると「もっとメールを続けたいから私が代理でポイントを買います」などというサクラがいたりします。
もちろん親切でやってるわけではなく、あとから「私の心を弄んだ。代理購入したポイント代金を払え!」という逆ギレしたお知らせが届くことになります。
登録そのものが詐欺
わずか数秒で詐欺サイトとわかるため、ある意味親切。
登録画面の前に「18歳以上ですか?」にYESを押した瞬間、「1万円分のポイント購入ありがとうございます」みたいな画面が現れます。
なんという素早さでしょう…あっけにとられてしまいます。
架空請求の対応
ここ数年、架空請求に関しては様々な広報がなされていると思います。
「架空請求は無視」は当然として、「こちらからメールも電話も一切しない」などが重要です。
その業者名ではなく「債権回収業者」からのメールなども無視です。
住所氏名などを入れてしまった場合はハガキなどが来ることもありますが、これも無視。
裁判所からの通知を装ったものもありますので、不審に思ったら裁判所か国民生活センターで確認しましょう。
さて、問題は入金してしまった場合やクレジット番号などを打ち込んでしまったとした場合。
詐欺であることを証明するのは素人には難しいのが現実です。
国民生活センターに相談したのちに、実際の返還請求は専門の弁護士さんに頼むのが一番いいと思います。
たいていは相談無料で、報酬は返還された金額の何パーセントという契約になります。
調査会社などでも同様の業務をしているところがあるようですよ。